本気で楽しむ場を創る

WILD359ersとは

WILD=たくましい 359=所沢の郵便番号、
「所沢を心身ともにたくましい子どものたくさんいる地域にしたい!」
2004年度から子ども向けプログラムを主催する、WILD359ers(以下WILD)の行動指針です。所沢市西地区総合型地域スポーツクラブ(通称:WASEDA Club2000)の種目別活動の1つとして、大学で学んだ知識を実践の場で試し、実践で得た経験を知識として蓄えていきたい。そんな思いを持った仲間で構成されているサークルです。
 
学生の体験学習は2つのプログラムで実践されています。

『Flags』(フラッグス)…アメフトの身体接触をなくし、小学生でも安全に楽しめるように考案されたフラッグフットボールを行うプログラム。
『fun-土』(ファンド)…マイナースポーツ(例:グラウンドゴルフ、トランポリンなど)を中心とした多種目体験型プログラム。
 
スポーツの最前線を学ぶ学生だからこそスポーツの魅力を一番知っている。それを伝えるのがWILDの目的であり、その作業を通じて、学生もさらにスポーツへの考察を深めるという相互作用でWILD成り立っています。
 
“本気で楽しむ場を創る”
これが今年度のWILDのスローガンです。

スポーツをする場を創るのは学生だけではありません。WASEDA Club2000や保護者、地域の人たちが協力しあって楽しめる場を創造することが大切だと考えています。そして、なによりも子どもたちが創造の主役です。仲間と一緒にからだを動かし、考えることでスポーツを最大限に楽しむことができる。何事にも本気で取り組むからこそ見えてくる楽しさを大切にしたいと考えています。

しかし、最終的に行き着く先はスポーツの世界ではありません。スポーツはあくまで媒介でしかなく、このスローガンの本当の意図とは、人生を本気で楽しむということです。

WILDにはあらゆる要素が含まれています。学生は、活動の企画や運営の分野だけに留まることはなく、指導や教育に知恵を絞り、子どもと子どもとの人間関係まで介入することだってあります。普段、学校でいじめに悩んでいる子どもでも、WILDには確固とした居場所があります。それは、子どもだけではありません。学生も、普段の生活のなかで多くのストレスに苛まれていても、子どもの笑顔を見ればすべてが吹き飛んでしまいます。WILDとは、子どもにとっても、学生にとっても、ある種の“非日常的な空間”なのかもしれません。それぞれができること提供し合うことでWILDはできているのです。

“誰かのために何かやる、自分のために何かできる”

そんなパズルのような関係が最大限に力を発揮する場、それがWILDです。
誰でもそのワンピースになることができます。一緒に夢を共有しませんか?
 
スポーツ科学部の学生なら実感していると思いますが、スポーツが持っているのは、ただのハピネスではありません。人生をも変えてしまうハピネスなのです。

大袈裟であるかもしれませんが、WILDはそう信じて本気で楽しむ場を創造しています。

WILD359ers 本村恭平

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

*この文章は2008年スポーツ科学部の新入生向けのオリエンテーションにて配布された資料に掲載されたものです。